いつものように、脚本と俳優を務めました、立田優詞です。
今回のブログは、相方の日野さんが話したいこともまとめて、立田が書いています。
映画制作を始めて2年目となる4作目ということで、「次のステージに行こう」みたいなそういう意味も込めて、『Second』というタイトルをつけました。後付けですが。
インザピンク史上一番シンプルなタイトルですが、いろんな意味が含まれていて、
・前半と後半が違う作品のように、オムニバス的な、「二つ目」の作品がある。
・人間の持つ、「二面性」。
・先入観や固定概念が作り出す、第三者から見た他者の「二つ目の顔」。
・「セカンド」レイプ
があります。
タイトル候補はいくつかあって、邦題で『化怪る(ばける)』という、ガリレオシリーズのサブタイトルみたいなのがありました。要するに、立田の役を主役に据えて考えたタイトルでした。
ただ、加害者(立田の役)がいるのなら、被害者(小路の役)がいて、その被害者にも同等、むしろ上位に据えて作品を作りたいと思ったので、一言もセリフがないですが小路恵理を主役にして、『Second』となりました。難しい役だったかと思いますが、本当に頑張ってくれました。
セカンドレイプ(取調室)のシーンについては、神澤礼実さんと小路恵理にアドバイスをもらいながら、共同執筆のような形で作りました。特に神澤さんの役は、刑事であって、レイプ犯の彼氏がいて、その被害者の話を聞くという難しい役で、僕一人ではとても書ききれなかったので、とても力になっていただきました。この場を借りて、御礼申し上げます。
力になってくれたといえば、カフェのシーン。
このご時世なので、当日の体温が高い人は撮影に参加ができません。カフェシーンは、二人の出演者が当日欠席となり、代わりに出演してくれる方を探しました。最初に電話をかけたのが、前回の『REM-LOVE』でミク役を演じてくれたヨネモトマリノさんで、要件を伝えてから七秒ぐらいで承諾してくださり、難しいセリフを小一時間ほどで覚えて、駆けつけてくれました。彼女には今度、セルバレシング・ストーンとパリオレイナス・イアリングをプレゼントしたいと思います。また、ダンサーの虫明美紀さんと鳥澤美海さんも、当日参加で撮影を盛り上げてくださいました。本当にありがとうございます。
編集技術も高まってきています。
本編を毎回編集してくれる律の偉大さを、今回も噛み締める結果となりました。
また、今回初めて本編編集(主にプロローグとエピローグ)に携わったもっちこと、本居大輝にも助けられました。
そして、噂によると政界にまでコネクションがあると言われている我らが裏番長の難波瑞穂がいなければ、インザピンクは稼働しないのですね。
今回の映画は、出演者とスタッフが過去作品の中でも一番多い作品です。
Team-in the pink-を旗揚げして、3年になりますが、メンバーも含め、たくさんの方に支えられているなと、強く実感した作品となりました。みなさん、いつも本当にありがとうございます。十年後には、品川プリンスホテルの大広間を貸し切って、忘年会とかしましょうね。「割り勘で。」と、日野が言っていました。
立田でした。
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